2011年10月22日土曜日

進化する間伐材シェーカー


明日はいよいよササヤママルシェ。お隣ブースのnatural backyard さんは今日と明日の両日出店ですが割れ輪カホンプロジェクトは明日のみ。昨日は山奥で一日作業してたんですが、ふと地面を見るとどんぐりが。

そういえば先日もどんぐりとオークの記事をブログに書いたし、どんぐりがマイブームみたいになっている。
そこでふと思いついて、本物のどんぐりを拾ってササヤマルシェのカホンプロジェクトのwsに参加してくれたひとにプレゼントしようと。

今年は、凶作の年らしいからあまりとりすぎないように。
丹波産のウッドシェーカーは、NBYさんやなちゅば君のおかげで日々進化しています。四角に荒削りされたハコをサンドペーパーで角を取ったり丸くひたすら磨く。この磨き具合も自分の思いのままです。ひたすら何十分の磨いている子も居れば、さらっと数十秒磨いてハイ終わりーってひとも。結構性格でます。

磨いた後は、自由にお絵かき。これも十人十色。本当に面白いです。
で最後は、シェーカーの音の部分。カラフルな玉を入れて出来上がり!
で、出来上がったらなちゅば君やみんなで色々楽器と合わせて歌ったり演奏したりしましょう。

参加費500円です。

2011年10月20日木曜日

丹波でどんぐり


今週10月23日(日)ササヤマルシェの最終日にカホンプロジェクトがサウンドウッズの丹波産間伐材を使って、楽器作りを色々やります。
丹波篠山といえば秋の味覚がとても楽しみ。黒豆やマツタケなどが有名ですが、僕の好物はなんと言っても牡丹鍋。どんぐりがよく取れる年は、イノシシがドングリをたくさん食べるので油がのって大変美味。2007年からこの豊凶調査が行われているそうですが、今年は凶作。なかでもコナラが凶作だそう。

コナラやミズナラは、ヨーロッパではオークと同義語。ヨーロッパでは古代からこのオークという木は自然信仰として崇められ、特にイギリスでは海軍の繁栄の象徴として、海軍のエンブレムにも使用されている。ロイヤルオークとも言われ王宮との関わりも深いが、中世から農民の間でも、建築用材や豚の放牧としても活用されてきた。アングロサクソン人はノルマン人とは違い狩が不得意で、鹿狩ではな、豚を放牧しドングリを食べさせることで蛋白源を補ってきたようだ。ドングリのなくなる冬が来る前に、豚を屠殺し、それを塩漬けにして冬場の保存食としたのがソーセージなどの食物のようだ。

そんな「森とイングランド」の関わりについての書籍を読んでいるがこれが面白い。

実りの秋。豚やイノシシは出しませんが、kikko の donnguri(どんぐり)のコマをカホンプロジェクトのブースで置かせてもらいます。ちょっと好きな色を塗ったり、紐をとおしてネックレスとして使用したり楽しめますよ。

ササヤマルシェでどうぞ。

2011年10月19日水曜日

ササヤマルシェ参加します10/23



10/8のほのbuouno 中野のカホンプロジェクトは大成功。雨も降りそうでなんとか持ちこたえました。
お天気がまたもや危うい感じですが、ササヤマルシェに10/23の1日のみ参加します。ナチュラルバックヤードさんとお隣のブースで、色々楽しいことをやっちゃおうと考えていますのでぜひ、遊びに来てください。

今回の出店ですが
・事前予約無しのカホン(丹波産ヒノキ:サウンドウッズ)5000円
・apbankfes11でもほのぼーのでも大人気 間伐材ボンゴカホン 2000円
・おなじくapbankfes11でもほのぼーのでも大人気 間伐材ウッドシェーカー 500円
を自分でつくれるワークショップをやります。
つくった後は、只今カホンプロジェクトの一押しメンバー、ギターぽっちゃりくんとセッションしましょう。
彼は、保育士さんでもあり、幼児体育の専門家でもありますのでお子さんづれの方はとても楽しいイベントになりますよー。

そして、急遽追加です。
こちらもキッズの木製玩具で最近注目を浴びているkukkiaさんプロデュースの「dongri」も登場します。ただ販売するだけでは面白くないので、何か体験できるワークショップも一緒にお届けします。

ササヤマルシェの場所

2011年10月12日水曜日

ひとりぼっちではない

2011,3,11東日本大震災から7ヶ月。普通に寝起きし、何のためらいも無く飯を食らい、普通の生活がそこにあるような現実なのか錯覚なのかわからない日々を過ごす毎日。先日、福島の本宮市にあるKファームというところでカホンづくりワークショップを開催させていただいた時の出来事。最寄りの駅に降り、現地Kファームまでタクシーで行こうと、WSの重い荷物をトランクに入れ、車中に乗り込んだ瞬間、50代ぐらいのおばちゃんが「どこからきたのですか?」と愛嬌たっぷりの東北なまりできく。「神戸です」と答えるやいなや高笑いして「わざわざ放射線浴びに関西からきたのですか?」と笑い飛ばす。

僕らも、気をつかいながらもざっくばらんにおばちゃんとの今の福島について明るく会話する。
どうしょうもない現状のなかで、ふさぎ込んでもいられないし、笑い飛ばすしかないわさ。と。
少し安心もしたが、複雑な重い心境にもなった。
ただ、震災直後よりは少しは明るくなってきているのかなと思ったとき、忘れかけていたことを思い出した。

阪神淡路大震災。僕は、そこで被災したが身の危険にさらされる事はなかった。
だが当然、家族を無くしひとりぼっちになった多くのひとがいた。
家族を失い、ひとりぼっちになった初老の八百屋の店主が、青空市場をひらいていた。
そのおやじは、アナウンサーのインタビューを受け、冗談をかましながら負けへんで!と笑い飛ばす。
震災から半年が過ぎ、町も元気づいてきました。とアナウンサーはコメントする。
ただ現実は、そうも簡単ではない。
その数ヶ月後に、そのおやじが孤独死をとげていたことを僕らは知る。

人間、ひとりでは生きていけない。
だけど、自分はひとりぼっちだと感じてしまうだけでも生きてはいけない。
たったひとりぼっちになったって、本当にひとりなんかではないということを
僕らは、伝える伝道師になりたい。