2011年10月20日木曜日

丹波でどんぐり


今週10月23日(日)ササヤマルシェの最終日にカホンプロジェクトがサウンドウッズの丹波産間伐材を使って、楽器作りを色々やります。
丹波篠山といえば秋の味覚がとても楽しみ。黒豆やマツタケなどが有名ですが、僕の好物はなんと言っても牡丹鍋。どんぐりがよく取れる年は、イノシシがドングリをたくさん食べるので油がのって大変美味。2007年からこの豊凶調査が行われているそうですが、今年は凶作。なかでもコナラが凶作だそう。

コナラやミズナラは、ヨーロッパではオークと同義語。ヨーロッパでは古代からこのオークという木は自然信仰として崇められ、特にイギリスでは海軍の繁栄の象徴として、海軍のエンブレムにも使用されている。ロイヤルオークとも言われ王宮との関わりも深いが、中世から農民の間でも、建築用材や豚の放牧としても活用されてきた。アングロサクソン人はノルマン人とは違い狩が不得意で、鹿狩ではな、豚を放牧しドングリを食べさせることで蛋白源を補ってきたようだ。ドングリのなくなる冬が来る前に、豚を屠殺し、それを塩漬けにして冬場の保存食としたのがソーセージなどの食物のようだ。

そんな「森とイングランド」の関わりについての書籍を読んでいるがこれが面白い。

実りの秋。豚やイノシシは出しませんが、kikko の donnguri(どんぐり)のコマをカホンプロジェクトのブースで置かせてもらいます。ちょっと好きな色を塗ったり、紐をとおしてネックレスとして使用したり楽しめますよ。

ササヤマルシェでどうぞ。

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